東洋医学では、人の体は「気は上に上る」性質を持っています。
下半身を冷やすと、全てに適応しませんが「肩がこる」「のぼせる」「頭が痛い」など、上半身に症状が出ることが多いです。上半身に治療の前に、下半身にケアを試みることも重要です。
例えば、上半身より下半身を温める。就寝時、下半身保温に重点を置くなど。
鍼治療では「上は下の経穴を取り、下は上の経穴を取る」方法もあります。
漢方では「上の風は下を固めることで解決する」方法もあります。
心理療法では「“そのようだ”は“そのようにされている”」など、相対性を考えます。
量子力学では、「観察点の結果以外に、多数の結果が同時存在している」としています。(スリット実験結果)。
養生は多面的であり、また興味深いものです。